月ごと › 9月
9月長月(ながつき)風炉
月と菊の月。名月の茶会、重陽の着せ綿。秋草が茶席に入る
- 点前・しつらえ
- 風炉の点前。重陽(9/9)の菊、中秋の名月の趣向
- 行事
- 重陽・名月・彼岸
- 茶花の例
- 秋の七草(萩・薄・桔梗・撫子・女郎花・藤袴・葛)・吾亦紅・杜鵑草
- 菓子の例
- 月見団子・着せ綿・栗の菓子
この月の節気と七十二候
- 白露はくろ・09/07〜草露白くさのつゆしろし 草に降りた露が白く光る鶺鴒鳴せきれいなく 鶺鴒が鳴き始める玄鳥去つばめさる 燕が南へ帰っていく
- 秋分しゅうぶん・09/23〜雷乃収声かみなりすなわちこえをおさむ 雷が鳴らなくなる蟄虫坏戸むしかくれてとをふさぐ 虫が土中に穴をふさぐ水始涸みずはじめてかるる 田畑の水を干し始める
この月の茶杓の銘 22
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朝霧あさぎり
秋の朝に立ちこめる霧。俳句では春は「霞」、秋は「霧」と呼び分け、霧は秋の季語になる。
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稲妻いなずま
雷の光のこと。稲が実る時期に多く、雷光が稲を実らせると考えられたことから「稲の夫(つま)」の意で稲妻と呼ばれる。俳句では秋の季語。
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女郎花おみなえし
秋の七草のひとつで、細い茎の先に小さな黄色い花を集めて咲かせる。古くから和歌に詠まれてきた秋草。
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初嵐はつあらし
秋のはじめに吹く、やや強い風。野分(台風)ほど激しくはなく、秋の訪れを知らせる風として詠まれる。
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十六夜いざよい
陰暦16日の夜の月、特に陰暦8月16日の月。満月より少し遅れて、ためらうように出てくることから、「いさよう(ためらう)」に由来して名づけられた。
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稲穂いなほ
実って頭を垂れる稲の穂。七十二候の「禾乃登(こくものすなわちみのる)」は、稲などの穀物が実る時期を表す。
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尾花おばな
穂の出た薄(すすき)のこと。穂の形が獣の尾に似ることからこう呼ばれ、秋の七草のひとつ。月見の供えものとして欠かせない。
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菊慈童きくじどう
能の曲名。古代中国の王に仕えた少年が山中に流され、菊の葉に書いた経文の露を飲んで不老長寿を保ったという話による。重陽と結びつき、長寿を祝う意味をもつ。
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菊の露きくのつゆ
菊の花に置いた露。菊の露を飲んで長寿を得たという中国の故事にちなみ、長寿を願う言葉として重陽の節句と結びつく。
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着せ綿きせわた
重陽の前夜に菊の花に真綿をかぶせ、翌朝、露と香りを含んだその綿で顔や体をぬぐって長寿を願った宮中の風習。「菊の着せ綿」ともいう。
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白露しらつゆ
草の葉などに宿って白く光る露。二十四節気では9月7日頃を「白露(はくろ)」といい、秋が深まって露が目立ち始める頃を指す。
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鈴虫すずむし
秋に「リーン、リーン」と鈴を振るような澄んだ声で鳴く虫。『源氏物語』の巻名でもある。
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千草ちぐさ
いろいろな種類の草。特に秋の野に咲き乱れるさまざまな草花をいい、「八千草(やちぐさ)」ともいう。
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重陽ちょうよう
9月9日の節句。一桁の陽数(奇数)でいちばん大きい九が重なる日で、五節句のひとつ。菊の節句とも呼ばれ、菊の花で長寿を願う。
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野分のわき
秋に野の草を分けて吹き抜ける強い風のことで、今でいう台風やその前後の暴風。『源氏物語』の巻名でもある。
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萩はぎ
マメ科の低木で、秋の七草のひとつ。しなやかな枝に紅紫や白の小さな花を咲かせ、万葉集で最も多く詠まれた植物として知られる。秋の彼岸に供える「おはぎ」の名も、この花にちなむ。
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初雁はつかり
秋になって北の国から初めて渡ってくる雁。また、その鳴き声。秋の季語。
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松虫まつむし
秋の夜に「チンチロリン」と鳴く虫。古くから秋の野を代表する虫として親しまれ、能の曲名にもなっている。
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待宵まつよい
陰暦8月14日の宵のこと。翌日の名月を待つ宵の意で、その夜の月も指す。
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虫の音むしのね
秋の夜に鳴く鈴虫・松虫・こおろぎなどの声。古くから和歌に詠まれ、秋の夜長の風情を表す秋の季語。
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名月めいげつ
陰暦8月15日の夜の月、中秋の名月のこと。一年でいちばん美しい月として、薄や月見団子、里芋などを供えて月見をする。里芋を供えることから「芋名月」とも呼ぶ。
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望月もちづき
陰暦十五日の夜の、満ちた月。満月のことで、特に中秋の満月を指して使われることが多い。