月ごと › 11月
11月霜月(しもつき)炉
茶の湯の一年が始まる月。炉を開き、壺を切り、新しい茶を飲む。改まった祝いの気分
- 点前・しつらえ
- 炉開き(亥の月・亥の日)と口切(新茶の壺の封を切る)=『茶人の正月』。炉の点前に戻る。炉開きにはぜんざい
- 行事
- 炉開き・口切・亥の子・七五三
- 茶花の例
- 椿(初嵐・西王母)・照葉・白玉椿・つわぶき
- 菓子の例
- 亥の子餅・善哉・織部饅頭
この月の節気と七十二候
- 立冬りっとう・11/07〜山茶始開つばきはじめてひらく 山茶花が咲き始める地始凍ちはじめてこおる 大地が凍り始める金盞香きんせんかさく 水仙の花が咲く
- 小雪しょうせつ・11/22〜虹蔵不見にじかくれてみえず 虹を見かけなくなる朔風払葉きたかぜこのはをはらう 北風が木の葉を払い落とす橘始黄たちばなはじめてきばむ 橘の実が黄色くなり始める
この月の茶杓の銘 22
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小倉山おぐらやま
京都・嵯峨にある山で、紅葉の名所として古くから和歌に詠まれた歌枕。藤原定家がこの地の山荘で百人一首を選んだと伝わり、「小倉百人一首」の名のもとになった。
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錦秋きんしゅう
紅葉が錦の織物のように色とりどりに美しい秋のこと。木々が最も華やかに色づく晩秋を表す。
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時雨しぐれ
晩秋から初冬にかけて、降ったりやんだりする冷たい雨のこと。冬の季語で、和歌や俳諧では季節の移ろいやはかなさを表す言葉として多く詠まれてきた。
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竜田川たつたがわ
奈良県を流れる川で、紅葉の名所として知られる歌枕。百人一首の在原業平の歌「ちはやぶる神代もきかず竜田川」で広く知られる。
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竜田姫たつたひめ
秋をつかさどる女神のこと。奈良の竜田山を神格化したもので、木々を紅葉に染めると考えられた。春の「佐保姫」と対になる、秋の季語。
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照葉てりは
紅葉した木の葉が日の光に照り映えて輝くこと。晩秋の季語で、紅葉の中でも光をうけた明るさに目を向けた言葉。
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初時雨はつしぐれ
その冬に初めて降る時雨のこと。冬の季語で、松尾芭蕉の句「初しぐれ猿も小蓑をほしげなり」でも知られる。
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初霜はつしも
その年に初めて降りる霜のこと。冬の季語で、本格的な寒さの訪れを知らせるものとされる。
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紅葉もみじ
秋に木の葉が赤や黄に色づくこと、またその葉。秋の季語で、特に楓の色づきを指すことが多い。
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亥の子いのこ
旧暦十月(亥の月)の亥の日に、亥の子餅を食べて無病息災や子孫繁栄を願う行事。茶の湯では、亥は五行で水にあたり火を防ぐとされることから、炉開きを亥の日に行う習わしがあり、亥の子餅を菓子に用いる。
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落葉おちば
散り落ちた木の葉のこと。冬の季語で、葉を落としてゆく木々や、地面に積もった葉の風情を表す。
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帰り花かえりばな
初冬の暖かい日に、桜や山吹、躑躅などが季節はずれに花を咲かせること、またその花。冬の季語で、「返り花」とも書く。
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枯野かれの
草木が枯れはてた冬の野原のこと。冬の季語で、寂しさの中に静かな美しさを見る言葉。
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寒菊かんぎく
冬に咲く菊のこと。ほかの花が少なくなる季節に咲くことから、冬の季語として寒さの中のけなげさを表す。
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口切くちきり
初夏に摘んだ新茶を茶壺に詰めて寝かせておき、11月にその壺の封(口)を切って茶を挽くこと。その茶でもてなす口切の茶事は、改まった格式の高い茶事とされる。
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木枯こがらし
晩秋から初冬にかけて吹く、冷たく強い北風のこと。冬の季語で、木の葉を吹き散らして木を枯らすことからこの名がある。
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小春こはる
陰暦十月の異称で、初冬に訪れる春のように暖かい日和のこと。冬の季語で、「小春日和」の形でもよく使われる。
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山茶花さざんか
晩秋から冬にかけて咲くツバキ科の花。冬の季語で、花びらが一枚ずつ散るところが椿との違いとされる。
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霜夜しもよ
霜が降りるほど冷え込んだ夜のこと。冬の季語で、澄んだ寒さと静けさを表す。
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千歳ちとせ
千年、長い年月のこと。長寿や末永い繁栄を願う祝いの言葉で、七五三の千歳飴の名にも使われている。
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散紅葉ちりもみじ
散り落ちる紅葉、また散り敷いた紅葉の葉のこと。冬の季語で、盛りを過ぎた紅葉の風情を表す。
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炉開きろびらき
風炉を片付け、畳に切った炉を開いて使い始めること。茶の湯ではここから冬の炉の季節に入り、「茶人の正月」ともいわれる。