松樹千年翠
松は千年たっても緑の色を失わない、という意。
出どころを記した資料は確かめられなかった。禅僧の法話は、正月の床の間を飾ることの多い禅語として紹介している。
松の葉が何年たっても緑の色を絶やさないことをいう。法話の一つは、そこに、どんな人の心の奥にもある色あせない仏心を重ねる。別の法話は、変わらない松の緑に託して長寿や多幸を祈る語と説き、その祈りは自分のためだけでなく他のためでもある、とする。
同じ法話は、臨済禅師が黄檗山に松を植えた逸話を『臨済録』から引く。そのうえで「竹有上下節」などの語と並べ、松竹梅で新年を祝っている。