月ごと › 3月
3月弥生(やよい)炉
春が本格化する月。雛の節句から彼岸、桃・菜の花。利休忌には菜の花を飾る習わし
- 点前・しつらえ
- 炉の点前。釣釜を掛けることが多い月。裏千家の利休忌は3月28日(表千家は27日)
- 行事
- 雛祭・利休忌・彼岸
- 茶花の例
- 桃・菜の花・椿・貝母・雪柳
- 菓子の例
- 菱餅・草餅・引千切(ひちぎり)・桜餅
この月の節気と七十二候
- 啓蟄けいちつ・03/05〜蟄虫啓戸すごもりむしとをひらく 冬ごもりの虫が出てくる桃始笑ももはじめてさく 桃の花が咲き始める菜虫化蝶なむしちょうとなる 青虫が紋白蝶になる
- 春分しゅんぶん・03/20〜雀始巣すずめはじめてすくう 雀が巣を作り始める桜始開さくらはじめてひらく 桜の花が咲き始める雷乃発声かみなりすなわちこえをはっす 遠くで雷の音がし始める
この月の茶杓の銘 22
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淡雪あわゆき
春先に降る、うっすらと積もってはすぐに解ける雪。冬の雪と区別して、はかなさを感じさせる語。春の季語。
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鶯うぐいす
春の訪れを告げる鳥で、「春告鳥」の異名を持つ。梅との取り合わせは「梅に鶯」として古くから親しまれている。春の季語。
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梅が香うめがか
梅の花の香り。梅は古くから香りを愛でる花として和歌に詠まれてきた。春の季語。
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東風こち
春先に東から吹く風。冬の氷を解かし、春を運ぶ風とされる。菅原道真の「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花」の歌でも知られる。春の季語。
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残雪ざんせつ
春になっても消えずに残っている雪。山の陰や峰に残る雪をいうことが多い。春の季語。
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下萌したもえ
早春、枯れ草の下や地面から草の芽が萌え出ること。冬枯れの中に見える、かすかな春の兆しをいう。春の季語。
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春霞はるがすみ
春に野山にたなびく霞。遠くの景色をやわらかくぼかし、のどかな春の気分を伝える。春の季語。
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朧月おぼろづき
春の夜、かすみにぼんやりと包まれて見える月。冬の冴えた月と対照的な、やわらかな月の姿をいう。春の季語。
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陽炎かげろう
春の暖かな日差しで地面が温められ、空気がゆらめいて見える現象。うららかな春の日の、はかない景色をいう。春の季語。
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帰雁きがん
秋に渡ってきた雁が、春になって北へ帰っていくこと。去っていくものを惜しむ情趣を含む語。春の季語。
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曲水きょくすい
曲水の宴のこと。庭の曲がりくねった流れのほとりに座り、上流から流される盃が自分の前を過ぎるまでに詩歌を詠む。もとは上巳(3月3日)の行事。
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胡蝶こちょう
蝶のこと。『荘子』の「胡蝶の夢」の故事でも知られる。春の季語。
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佐保姫さほひめ
春をつかさどる女神。奈良の佐保山に由来し、秋の女神・竜田姫と対をなす。春の季語。
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早蕨さわらび
芽を出したばかりの蕨。『万葉集』の志貴皇子の歌「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」で知られる。春の季語。
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桃源とうげん
陶淵明の『桃花源記』に描かれた、桃の林の奥にある俗世を離れた理想郷。桃源郷ともいう。
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流し雛ながしびな
3月3日に、紙などで作った雛に身の穢れを移して川や海に流す風習。上巳の祓えの習わしで、雛祭の源流の一つといわれる。春の季語。
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菜の花なのはな
春の野を黄色に染める花。利休忌には菜の花を供える習わしがある。春の季語。
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初桜はつざくら
その年に初めて咲いた桜。花の盛りを待つ気持ちを込めた語。春の季語。
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春雨はるさめ
春にしとしとと静かに降る、細かい雨。草木の芽吹きをうながす雨でもある。春の季語。
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雲雀ひばり
春の空高く舞い上がり、さえずり続ける鳥。のどかな春の野を思わせる。春の季語。
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弥生やよい
陰暦三月の異称。草木がいよいよ生い茂る意の「いやおい」が転じたという説が一般的。春の季語。
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若草わかくさ
春に萌え出たばかりの、やわらかくみずみずしい草。野山が緑づきはじめる仲春の景色をいう。春の季語。