月ごと › 6月
6月水無月(みなづき)風炉
梅雨の月。紫陽花・蛍・青梅。月末の夏越で半年の厄を落とす
- 点前・しつらえ
- 風炉の点前。平水指・平茶碗で涼を出し始める。6月30日は夏越の祓
- 行事
- 衣替え・夏越・田植
- 茶花の例
- 紫陽花・下野・夏椿(沙羅)・擬宝珠・河原撫子
- 菓子の例
- 水無月・紫陽花・青梅・若鮎
この月の節気と七十二候
- 芒種ぼうしゅ・06/06〜螳螂生かまきりしょうず 蟷螂が生まれ出る腐草為蛍くされたるくさほたるとなる 腐った草が蒸れて蛍になる(と考えられた)梅子黄うめのみきばむ 梅の実が黄ばんで熟す
- 夏至げし・06/21〜乃東枯なつかれくさかるる 夏枯草(靫草)が枯れる菖蒲華あやめはなさく あやめの花が咲く半夏生はんげしょうず 烏柄杓が生える
この月の茶杓の銘 21
-
青葉あおば
若葉が生い茂り、緑の濃くなった葉。夏の季語。
-
卯の花腐しうのはなくたし
卯の花が咲く頃に降り続く長雨。卯の花を腐らせるほどの雨という意味。夏の季語。
-
麦秋ばくしゅう
麦が熟して刈り入れを迎える頃。「秋」は実りの時の意味。初夏の季語。
-
時鳥ほととぎす
初夏に南から渡ってくる鳥。夏の季語。和歌では夏の訪れを告げる鳥として、その初音を待つ歌が多く詠まれた。
-
若竹わかたけ
その年に生えた竹。筍が皮を脱いで若竹になる。夏の季語。
-
青梅あおうめ
まだ熟していない青い梅の実。夏の季語。
-
紫陽花あじさい
梅雨の頃に咲く花。咲き進むにつれて花の色が移ろうことから「七変化」の別名がある。夏の季語。
-
水鶏くいな
水辺にすむクイナ科の鳥。夏の季語。その鳴き声が戸を叩く音に似ていることから、古典では「水鶏叩く」と詠まれた。
-
苔清水こけしみず
苔の間を伝って流れる、清らかな湧き水。「清水」は夏の季語。
-
更衣ころもがえ
季節に合わせて衣服を改めること。宮中では旧暦4月1日と10月1日に行われ、現在は6月1日と10月1日が目安。夏の季語。
-
早乙女さおとめ
田植をする女性。夏の季語。かつては田植に早乙女が並び、田植歌をうたいながら苗を植えた。
-
五月闇さつきやみ
五月雨の降る頃の、昼でも暗い空や、月の見えない夜の暗さ。夏の季語。
-
早苗さなえ
苗代から田へ移し植える頃の稲の苗。夏の季語。
-
五月雨さみだれ
旧暦五月に降る長雨、つまり梅雨のこと。夏の季語。芭蕉の「五月雨をあつめて早し最上川」でも知られる。
-
茅の輪ちのわ
茅(ちがや)を束ねて作った大きな輪。夏越の祓で神社に設けられ、これをくぐって厄を祓う。
-
夏越なごし
6月30日に行う「夏越の祓」のこと。半年分の穢れを祓い、残りの半年の無病息災を願う神事。
-
夏草なつくさ
夏に生い茂る草。夏の季語。芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」(おくのほそ道)で知られる。
-
夏木立なつこだち
葉が生い茂った夏の木々の群れ。夏の季語。
-
夏衣なつごろも
夏に着る薄手の衣。夏の季語。和歌にも多く詠まれた言葉。
-
蛍ほたる
初夏の夜、水辺で光を放って飛ぶ虫。夏の季語。七十二候の「腐草為蛍」は、腐った草が蛍になると考えた昔の見方による。
-
水無月みなづき
旧暦六月の異称。また、京都で夏越の祓の日に食べる、ういろうに小豆をのせた三角形の菓子の名でもある。